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温暖化?

 六十年くらいスキーを続けてきたので、ある程度は昔の寒さを憶えている。温度計で測った訳ではないが、二千年ころからの温暖化が異常だったのは誰でも実感できる。ただ三年前の大雪を潮目に、ちょっと変わってきたように感じてならない。全球の気温も低下傾向らしいが、今年の冬は寒さの到来が早く厳しい。おそらく幾度か大雪を覚悟しなければならないだろうが、二千年ごろからの温暖化の延長に今年の寒さがあるという論理は成立...

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科学の神は

 グールドは進化論者であっても科学者ではないから、キリスト教原理主義の脅迫に屈したとしか考えられない。宗教と科学が抵触しない別の信仰形態であるという主張は古くからあるが、キリスト教原理主義の立場から見れば誤謬あるいは妄想に過ぎまい。おそらく日本人の多くはグールドの解説に納得するかもしれないが、科学の神は二千年にわたってキリスト教と対立してきた。論理に中庸はないと覚悟すべき。...

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鳥来るダウン?

 水鳥が来るとダウンが採れる?まさかと思うようなコトバが氾濫したが、日本語で言えば「おこぼれ頂戴」というのが正しい。大企業を優遇する政策をとれば、最後は国民全体に富が分配されるという古式ユカシイ妄想だ。まあ高度成長やバブルの時代なら、「おこぼれ頂戴」も或る程度は正当化されたが、自由化による競争社会となった今日では有り得ない話。莫大な利潤を手にした企業は内部留保を寡占化に対応するための資金に当てる。...

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マントとソデ

 植物生態学あるいは植生学では、極相林の周辺に生える群落の名前として広く知られている。現代日本語では用いられることが少なくなっているから、別の用語に置き換えられてしまう可能性もある。林縁や河川の周辺など、極相林が破壊された場合に最初に再生してくるのがソデ群落で、次にマント群落となって二次林の再生が始まる。人間の活動が必ず極相林の破壊を伴うとすれば、ソデからマントを経て再生林に至る過程を研究するのが...

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植物と人間

 古い本ですが、宮脇昭の「植物と人間」は非常に面白い。植物学の視点で人間を語るというのは、誰にでもできる技ではない。おそらく20世紀の環境保護あるいは生態学を決定づける内容だが、多くの人に読まれたとは言えないだろう。もし広く読まれていれば、これほど自然破壊が進行することもなかったかもしれない。五島綾子のDDT論と合わせると、今後の社会像が見えてくるだろう。...

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プロフィール

sanbokudoujin

Author:sanbokudoujin
群馬県出身、悪名高い国立大学医学部卒業。現代日本に失望して仙人暮らしを数十年。30年ぶりに競技スキーを再開。土漆器やスピーカーボックスの製作、茶室や秘密基地建設など森羅万象。東北北海道文学賞、歴史浪漫文学大賞。

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